平成最後の天皇誕生日となる23日、陛下の即位30年を祝う「県民の集い」が佐賀市文化会館で開かれた。県内各界から約460人が参加。陛下にまつわる佐賀とのエピソードに触れて30年を振り返った。
集いは県奉祝委員会が主催した。2006年の全国豊かな海づくり大会の佐賀県開催で訪問された時に、直前の豪雨災害を気遣われたことや、皇后さまの母が多久市出身で佐賀に縁があることなどが紹介された。
式典で山口祥義知事は「常に国民の喜びや悲しみとともにあり、幸せを願ってこられた。陛下の志は次代を担う人たちに受け継がれた」とあいさつ。鹿島高1年の中原諒さんは皇室や建国の歴史に触れ「社会科教師となり、誇らしい日本の歴史を教え、リーダーとなる人を育てたい」と将来の目標を交えて祝った。
陛下の退位まで4カ月余りとなるなか、近所の友人と参加した佐賀市大和町の70代女性は「陛下の国民に対する気持ちに感謝した」と語り、佐賀市の武藤藤代さん(81)は「若い子の言葉が頼もしかった。自分の人生にプラスになった」と次代への期待感を述べた。
会場では、台湾出身の評論家金美齢氏の記念講演もあった。
ー平成30年12月24日佐賀新聞
みんなでお祝いー天皇陛下御即位佐賀県奉祝委員会
令和への御代替わりを機に、皇室を中心とした伝統文化をより身近に感じてもらい、県民みんなでお祝いする機会づくりを行います。奉祝式典・パレードへの参加者募集中です。
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